hulu【フジコ】感想やネタバレ!結末はどうなる?

フジコ

このページではhuluオリジナル作品「フジコ」を観た感想を第1話から随時更新します。一部ネタバレも含みますのでご注意ください。

あらすじ

一家惨殺事件の生き残りとしてトラウマを負った11歳の少女フジコ。だが彼女の人生はいつしか狂い始めた。「あたしは人生をリセットできる女」―、呟きながら殺害を繰り返していく。なぜ彼女は殺すのか? 誰が彼女の家族を殺したのか? 愛への渇望か、幸せへの執着か、真実が明かされるとき、最高の後味の悪さと驚愕のラストが、観る者を戦慄と慟哭へと突き落とす。

予告動画

 

感想「つまらない?おもしろい?」

《1話》感想・ネタバレ!

「いい意味で予想を裏切られる展開」

かなり面白いですね。

原作が「殺人鬼フジコの衝動」というミステリー小説なので、多少の内容の変更はあってもストーリーがしっかりしていて引き込まれます。

一家惨殺事件で死刑宣告された藤子。

その娘・早季子が藤子の半生を事細かに綴った原稿が出版社で働く高峰美智子のもとへ送られ、事件の真相や動機を追っていく事になります。

しかしその原稿にはいくつかの謎が隠されていて、それを読み解いていくうちに美智子にもある変化が…

いい意味で予想を裏切られる展開にハラハラしつつも、悲しいシーンもあって観た後の満足感と次回への期待が高まります。

ただ、グロテスクなシーンや過激な暴力シーンがあるので、そういうものが苦手な人は観ていられないかもしれません。

この作品は一話1時間程度で全6話で完結するドラマとなっています。

フジコ1話

 

《2話》感想・ネタバレ!

「なんとも悲しい幼少期ですね」

面白かったので続きを紹介します。

今回は藤子の幼少期の話が中心でした。

そして前回の最後に匂わせていた高峰美智子の正体が明らかとなりました。

 

母親に殺されかけた際に言われた言葉がトラウマになってしまい、未だに引きずっている藤子。

美智子の質問で母親の言葉が頭の中を駆け巡り、気を失ってしまう事も…

中津区一家惨殺事件の後、身寄りが無くなった当時11歳の藤子は静岡に住む叔母に引き取られる事となります。

実家での生活とは違い、ちゃんとした食事を与えてくれて、必要な物は何でも揃えてくれて、虐待もない環境に幸福感さえ感じていました。

フジコ2話1

地元の小学校へ転校する事になり、イジメからも逃れる事が出来たのですが、またイジメられてしまうのではという恐怖心から、クラスのリーダー的存在の女の子と仲良くしようと近寄ります。

その女の子に集まるグループは気に入らない児童がいるとイジメをするグループで、藤子も仲間外れになりたくないという思いからイジメる側へと回ってしまいます。

そのイジメの対象になっていた相手は小坂恵美ちゃん。

この子も藤子と似たような環境で育っていて、藤子は恵美ちゃんの背中にある無数の傷跡を目撃してしまいます。

恵美ちゃんは無口でクラスでは浮いた存在だったため、仲間外れになっていましたが、何故か藤子には何度も話しかけてきます。

ある事がキッカケで藤子と恵美ちゃんは仲良くなり、二人とも久々に本気で笑い合えたのですが、イジメっ子グループの一人がそれを見ていました。

その事があってから今度は藤子がイジメの対象となりました。

そしてある日の放課後、みんなで飼っていたカナリヤが死んでいるのを藤子が発見するのですが、そこを恵美ちゃんに目撃され、藤子が殺したと疑われるのではと焦りました。

この一連の流れが母親の言う通りになってしまい、結局母親の言った言葉通りの人生になってしまうのかと絶望に陥ります。

そこで思い付いたのがカナリヤをバラバラにして、焼却炉に放って証拠を隠滅する事でした。

フジコ2話

しかし後日、守衛さんが焼却炉の中に鳥の骨が混ざっているのを見付け、クラス中に悲鳴が響きました。

そんな中、恵美ちゃんは藤子を別室に呼び出し、一緒に謝りに行こうと促します。

その時の藤子は冷静さを失っていて、今までの恵美ちゃんへの不満を爆発してしまい、首を絞めて殺してしまいます……

 

なんとも悲しい幼少期ですね。

事件後、生活の環境がガラリと変わり、新たなスタートを切れるかと思いきや、まるで運命からは逃れられないとも感じさせます。

惨忍な殺人現場に居て、母親の言葉がトラウマになり、家でも学校でもイジメられた経験があったからか、大人を騙す事に何の抵抗も感じなくなってしまいましたが、実は愛情を求めてた部分もあったようです。

しかし、求める愛情はいつも空振りしてしまい、環境が変わっても孤独を感じていたんですね。

恵美ちゃんとも本当はずっと仲良くしていたかったのに、イジメっ子グループの圧力に負けて、距離を置かなくてはならない状況になってしまい、本音を言える人は誰も居なかったんでしょう。

美智子からカナリヤを殺した真犯人を初めて聞き驚くも、狂ったような言動は相変わらず。

唯一の理解者になったかもしれない人を殺めてしまった事を悔いて涙を流す場面もあった事から、もしかしたら藤子の狂った態度は偽りなのではないかと思いました。

そして前回では中津区一家惨殺事件の犯人は藤子ではないかと疑っていた美智子が今回、犯人ではないかもしれないと推測したあたりもその事に繋がってくるのではないでしょうか。

一つ腑に落ちなかったのは美智子が藤子の小学校の頃の写真を見て「割と可愛い」と言った点ですね。

理由は秘密です。(笑)

 

《3話》感想・ネタバレ

「終盤に見せる表情や言葉」

今回は藤子の高校時代の話が中心でした。

中学では優等生で、早季子が書いた原稿にも藤子本人の口からも大した内容は語られませんでした。

 

小学生の頃、イジメっ子グループのリーダーのために万引きしようとしたレコード店で出会った店員、辻村裕也に恋をしていた藤子。

その後も彼に逢うために何度もレコード店に通っていたようです。

そしていつしか二人は付き合う事に。

住んでいる場所は依然、叔母の家。

自由に使えるお金が欲しくなりアルバイトをしたいと叔母に相談するも、学校ではアルバイトが禁止されているという事と、母親も高校に入ってから堕落していったという理由から反対されました。

反抗期という事もあって、ふてぶてしい態度をとる藤子でしたが、叔母の旦那が説得してくれたお陰でアルバイトをしても良いと、なんとか了承してもらいました。

そのアルバイト先はデパートの売り場。

藤子と同じように、アルバイトとして雇われた学生が何人かいて、一緒に仕事内容の説明を受けていました。

その中に一際目立つ女の子がいました。

藤子と同い年で有名高校に通う杏奈でした。

二人が最初に会話した場所は皮肉にも恵美ちゃんと笑い合ったデパートの屋上

フジコ3話1

藤子と杏奈はすぐに仲良くなり、杏奈の部屋に遊びに行くようになりました。

そして藤子は杏奈に彼氏の裕也を紹介し、3人で行動する事も増えていったのです。

しかし、次第に藤子に対する裕也の態度が冷たくなっていき、藤子を避けるようになりました。

ですが、藤子は裕也との子を身ごもっている事に気付きます。

その事を相談しに杏奈のもとを訪れたのですが、杏奈もどこかよそよそしい。

藤子は裕也に逢いたくて裕也の部屋の前で裕也の帰りを待っていたのですが、近くに停めてあった裕也の車を発見。

車内を物色しているとそこには下着姿の杏奈の写真がありました。

デパートの屋上で杏奈に問い詰める藤子。

事実を認めた杏奈に対し、もう裕也とは逢わないよう約束させました。

叔母の家に帰るといつものように叔母の説教が始まります。

そして普段とは違う杏奈の姿を目撃した事を伝えられます。

様々な苛立ちから、藤子は杏奈の部屋へ行き、彼女を殺そうとドアを開けましたが、そこには倒れている杏奈と立ちすくむ裕也。

杏奈との結婚を迫った裕也だったが、別れ話を切り出された事にカッとなり殺してしまったという。

しかし良く見るとまだ生きていました。

裕也は完全に自分が殺してしまったと思い込んで、一人うずくまっている。

その事をいい事に藤子は杏奈の首に手を当て、トドメを刺しました。

その後何事もなかったかのように、杏奈を山に運ぶよう裕也に指示を出し、同行しました。

人気のない場所に車を停めると、今度は杏奈をバラバラにするよう指示を出しますが、裕也は怯えて動けないでいました。

そこで藤子は”鳥を捌くみたいに”と手解きをしたのち、藤子は杏奈の関節を折り始めました。

袋に小分けされた死体を前に、藤子は結婚を申し込みます。

断ったら自首してこの事を話すと言われた裕也は、結婚を承諾。

そして裕也の子を妊娠している事を告げられます。

フジコ3話5

こうして藤子は叔母の家を出て、裕也と生活する事となりました。

 

めでたしめでたし…とは行きませんよね。(笑)

裕也と杏奈が浮気するという流れは2人を紹介した時点で分かりました。

典型的ですね、なのでその辺は特に言う事はありません。

しかし気になる点がいくつもあった回でした。

まずは裕也は半ば脅迫されて結婚に応じたので、これから先の生活は大変でしょう。

バラバラ死体を前に血だらけの2人がキスをするシーンは不気味な光景でした。

裕也に冷たい態度をとられていたのに浮気を疑いもせず、振り向いてほしいという気持ち一心なところ、裕也のために作ったシチューが杏奈の部屋にあって、しかもそれを食べても気付かないところ、さらに裕也の杏奈に対する本音を聞いたのにも関わらず裕也と結婚したい気持ちが変わらない事から、藤子は純粋な性格だったのかもしれないと思いました。

フジコ3話4

そして、浮気が発覚して杏奈に問い詰めようと待っていたデパートの屋上で口ずさむ「蝋と音の人形」。

それは恵美ちゃんに「歌詞が違う」と言われ、恵美ちゃんが歌い直した方の歌詞で、教えてもらった場所はまさに藤子が口ずさんでいる場所だったというところも、もし恵美ちゃんが生きてたらどうなっていたんだろうと考えていたのかもしれません。

早季子が入団していた天水教の教団葬に赴く美智子。

フジコ3話2

そこには藤子の叔母がいて美智子を案内していましたが、叔母は美智子の秘密を知っていました。

さらにその教団には恵美ちゃんの母親の姿が…

フジコ3話3

最後に、藤子の幼少期の頃から追い続けて来ていた出版社の石川の死の謎。

美智子は藤子が殺したのではと疑っていましたが、真相は違うようです。

そして藤子が終盤に見せる表情や言葉。

もしかしたら、藤子は美智子の秘密を知った上で今まで話していたのかもしれません。

長くなりましたが以上が僕の現時点で感じた点です。

皆さんはどう感じるでしょうか?

《4話》感想・ネタバレ!

「あれは衝撃的でした」

今回は藤子が20歳になった時の話と、裕也と結婚した後の話、そして前回までの謎のいくつかが明らかとなりました。

 

冒頭は20歳の藤子が整形手術をしたところから始まります。

フジコ4話1

藤子は銀座のNO.1のホステスとなっていて、ドキュメント番組の取材を受けています。

その店に当時、太客として来店していたのが上原英樹。

英樹には妻がいるが、現在離婚協議中。

藤子は夫、裕也と別居して3年と答えました。

この2人は一緒になる約束をしていました。

ある日、藤子が店に出勤するとテーブルに化粧品を並べ談笑している女の子たちが。

店に化粧販売員が訪れていたのですが、その販売員は恵美ちゃんの母・小坂初代でした。

そしてまたある日、今度は藤子のもとへ叔母の茂子が訪ねて来ました。

毛嫌いしながらも、藤子の自宅へと案内する事に。

先日受けたドキュメント番組の放送を観て会いに来たという茂子が、裕也が失踪中である事、そして藤子も行方不明となっている事を伝えます。

その時、隣の部屋で泣く子供の声が。

茂子は藤子と裕也との子供も一緒に生活していると思い、嬉しそうに襖を開けましたが、そこには裕也との子供ではなくまだ幼い早季子の姿が。

フジコ4話2

裕也との子供の事を問い詰めますが、藤子は「忘れた。叔母さんだって言ってたでしょ、嫌な事は忘れなさいって」と皮肉で返します。

お金持ちになり、整形をし、豪華な家に住んでいますが、藤子は更なる幸せを追い求めていました。

 

時代はさらに戻り、藤子が裕也に距離を置かれていた時の場面へ。

藤子は石川が小坂初代に襲われる瞬間を目撃していました。

そして、藤子と裕也が結婚した後の話へ。

裕也の親は資産家だったのですが、今では単なるプライドの塊。

それが嫌で裕也の実家を離れた藤子と裕也、そして娘のミナミ。

二人にはお金が無く、安い部屋への引っ越しが精一杯だったので、生活費を稼ぐ為に二人は仕事を探す事に。

藤子は毎日のように職業安定所へ通うもなかなか仕事にありつけないでいました。

そこに現れた一人の女性。

その女性は生命保険の営業で、お金がないと言う藤子に生命保険の営業の仕事を斡旋します。

一方、裕也は部屋で求人雑誌を眺めるだけの毎日。

藤子はスーツ姿で生命保険の営業を始めますが、上手くいきません。

裕也は就職を諦め、藤子のお金を勝手に使ってギターを購入、ロックでやっていくと絵空事を語るように。

藤子の営業成績は全く伸びず、生活苦は続いたまま。

すると斡旋してくれた女性が、今度はスナックのアルバイトを勧めてきました。

家に帰ると裕也がバンドのミーティングと言って、数人の男を連れてきていました。

呆れて寝室へ向かうと、ミナミの姿がありません。

裕也に聞くと、ミーティングの邪魔だから押入れに閉じ込めたと言う。

怒る藤子に対し「ミナミの事、藤子に似てブサイクだから愛せない」と吐き捨てました。

フジコ4話3

藤子は紹介されたスナックでバイトをする事となり、お客に生命保険の話をしますが、「もう聞き飽きてる」と煙たがられます。

スナックで働くようになった事で、化粧代や洋服代も掛かるようになってしまい、悩む藤子。

すると今度は身体を売る事を勧められます。

体力的、精神的にも疲れ家に帰ると裕也の浮気現場に遭遇してしまいます。

ミナミは依然、押入れに入れられたまま。

部屋中にミナミの泣き叫ぶ声が響く中、裕也に愛されようとしないミナミが悪いと、押入れの戸をガムテープで止め始め、裕也は泣きながら杏奈への想いを呟きます。

そして耐えられなくなった藤子は浮気相手が置いていったパンストを使って裕也を絞め殺してしまいます。

いつものように生命保険の営業をしていると、叔母の茂子が近況を伺いに来ました。

お金はギリギリだけど、生活は上手く行っていると無難な返答をするも疲れきった表情を見て、「助けが必要ならいつでも言って」と声を掛けてくれました。

その言葉に、助けを求めようと手を伸ばそうとしますが、茂子の悪いクセでつい”お母さんみたいに”というフレーズを使ってしまい、逆上する藤子。

家に帰り、押入れ越しにミナミに話し掛けますが、ミナミの姿は…

さらにキッチンには血だらけの包丁とハンマー、そして大量のゴミ袋が…

 

現代では色々な事が判明し、ネタバレ感がハンパないので割愛しますが、今回は恵美ちゃんの母親・初代が至る所に出没してきました。

そして、叔母のある助言がキッカケで藤子が美智子へ手紙を宛てましたが、これはもしかして…と思わせる内容でした。

フジコ4話5

もともと幸せへの執着が強い藤子でしたが、20歳の頃に求めていた幸せは仕事を斡旋してきた女性が原因だったようですね。

フジコ4話4

これは叔母と藤子が豪華な自宅で幸せについて語っていた、ある一言がヒントになっていました。

でも叔母も叔母ですね、”お母さんみたいに”というフレーズを凄く嫌う事は前々から分かっているはずなのに、どうしていつもポロっと言ってしまうんでしょうかね。

あれは僕でもイラッとしちゃいます。(笑)

藤子って、やっぱり純粋で、頑張り屋さんで、何事も一人で抱え込んでしまうところがあるようで、それが騙されたり、裏切られたり、精神的におかしくなってしまう原因になるんでしょう。

最後に藤子が何かを思い出すんですが、あれは衝撃的でした。

フジコ4話6

 

《5話》感想・ネタバレ!

「もう一つの意味があった」

今回は現代と中津区一家惨殺事件の真相が中心の回でした。

そして今回は前回に増してネタバレ感が凄いので、本編の内容はほぼ割愛します。

今回、美智子は改めて中津区一家惨殺事件について藤子に聞く事となったのですが、藤子もまだ完全に思い出した訳ではなかったようです。

ですが中盤、自分がどうやって殺されかけたのか、真相を完全に思い出しました。

藤子が口癖のように「私はお母さんとは違う!!」と言っていた意味は単にお母さんみたいになりたくないという気持ちだけでなく、もう一つの意味があったんだなと感じました。

フジコ5話1

そして”お母さんみたいに”というフレーズは違う場面でも使われました。

藤子の娘・早季子の夫のもとへ訪れた美智子と春。

早季子は自殺したとみられていましたが、夫は殺されたと言います。

様々な事情を知った美智子は夫と一緒にいた早季子の娘を抱きしめ、「楽しく笑えばいいよ、そうすればきっと”お母さんみたいに幸せになれる”から」と伝えました。

フジコ5話3

これにも早季子の人生は不幸なものではなかったという意味の他に、美智子の心境の変化が表れていたのかもしれません。

あとは、藤子そっくりの顔に整形した早季子の姿を見た際に、「顔を治せって誰に言われた」と言い放った藤子の一言、良かったですね。

フジコ5話2

娘に対する心配の気持ちと、裏で動いている何かに疑いを持った感じがありました。

最後に判明した初代の死。

藤子の周りで起こる一連の事件、これってもしかして天水教が絡んだ大掛かりな企みがあったのではないでしょうか。

そう考えると事件の全容は叔母が関係しているのでは…

色々と考えさせられますが、どうしても納得がいかなかった点が2つあります。

一つは、藤子の行く先々に現れる初代。

藤子は気付かず面と向かって会話もしていましたが、藤子が小学生の頃、恵美ちゃんを殺してしまった後に顔合わせてるんですよ。

もう一つは、藤子の殺害の仕方が雑になってきたと感じましたね。

今回は藤子がバレずに死体を処分する方法が明らかとなりましたが、それ以前に「これは流石にすぐバレるでしょ!」というシーンが多かったので残念でした。

 

《最終回》感想・ネタバレ!

「人生において最も幸せな時間」

ついに最終回を迎えました。

初代は遺書を片手にビルの隙間で息絶えていました。

その遺書には初代がこれまでに犯してきた罪の内容と謝罪文が書かれていました。

しかし納得のいかない美智子、それを宥める春。

二人は早季子の夫に取材内容を記事にする許可を得るため、再び訪問しますが親子の姿はなく、近所の人が最近出て行ったと言う。

フジコ6話1

その頃、藤子のもとに早季子の娘を連れた叔母が面会に来ていました。

上告が棄却され、藤子の死刑は確定となり、今後の面会も家族以外認められなくなるからと連れてきたようでした。

面会後、”家族”という言葉に何かを思う藤子。

そして、早季子が面会に来た時の事を思い出します。

藤子は自分そっくりな顔で外を歩ける早季子を羨んでいましたが、早季子は自分が書いた原稿を藤子に読んでもらいたいとお願いに来ていました。

また、この件を美智子に任せようとしている事も伝えます。

藤子は美智子が自分の娘・上原美也子だと知っていました。

その上で原稿を美智子に送る事を心配していましたが、早季子は”家族にしか分からない”と隠されたメッセージがある事を伝えます。

フジコ6話2

初代の教団葬が行われ、足を運ぶ美智子。

初代の遺影の前には数々の盃が。

そこには功績を称える一言と日付、そして教団に貢献した人物の名前が…

盃を調べていると叔母の茂子が入ってきます。

慌てて帰ろうとする美智子に「あなた…母親に似てきたわね」と意味深な一言を呟きます。

編集部に戻り盃の事を調べる美智子と春。

すると盃に記された日付は全て藤子の事件に関係した日でした。

そしてその事件で死亡した人たちの保険金は叔母の茂子のもとへと入るようになっていたのです。

つまりは茂子が初代に殺害を命じ、初代の犯行は藤子に擦り付けられていたのです。

美智子は再び藤子に面会に行こうとしますが、既に面会は家族以外は出来なくなっていました。

美智子は高峰美智子としてではなく、上原美也子として面会に行く事に。

そして、もう一度18年前の事件の話を聞きます。

早季子が父親の英樹に暴力を振るわれていた日の事、藤子は一人家を飛び出していました。

向かった先は銀座のクラブ。

雇ってもらえないか頼み込みましたが、見た目がみすぼらしいからと追い返されてしまいました。

そこで次に向かったのは藤子の整形を担当していた医師のもと。

手持ちがない事と、今以上に施術しても変わらないという理由から藤子を相手にしない医師。

逆上した藤子は医師を絞め殺します。

次に向かったのは美容室、髪を整えてもらおうと来店しましたが、売上げが良かったという会話が聞こえ、スタッフを絞め殺し売上げ金を奪おうとしましたが、売上げ金は既に店長が持ち去っていました。

仕方なくスタッフの財布を調べ、数千円とカードを抜き取ります。

しかしカードは暗証番号を聞いていなかったため、無意味。

高架下を歩いていると、酔払った隣人の姿が。

お金を貸して欲しいと頼むと嫌がられ、藤子が近所では評判が悪い事を漏らしてしまいます。

藤子は隣人を何度も揺さぶって壁に打ち付けて殺し、財布をあさってお金を抜き取ります。

陽が昇り、家へ戻ろうとする藤子。

足はフラフラで、手には血の付いたお札を数枚握り絞めていました。

玄関を開けると「蝋と音の人形」を歌いながらアロエを切っている早季子が。

ハサミを取り上げ、「給食費」と言って血の付いたお札を渡す藤子。

その後、化粧台の椅子に座り込み、鏡越しに寝ている英樹を見つめ「全てあんたが悪いんじゃない!」と怒りをぶつけます。

そしてハサミで英樹の首を切りつけます。

ベランダに出ると、イジメっ子から逃げている早季子と目が合い、早季子は「お母さん!」と泣き叫びながらその場に座り込みます。

しばらくして早季子が家に戻ると、血だらけの部屋に英樹のバラバラになった死体が転がっていました。

「元通りにしなくちゃね」と言いながら近寄る藤子。

そして早季子の首を切りつけるのですが、早季子はまだ生きていました。

トドメを刺そうとした時、早季子は母親を求めて手を伸ばします。

それに応えるかのように藤子は手を握り、完全に殺意を失います。

しかし、その影響で早季子は人格を失ってしまう”アズ・イフ・パーソナリティ”という障害を患ってしまいました…

原稿のラスト、早季子を追っていたイジメっ子は助かっていたと記述されていたのですが、本当は追っていた途中で電車に轢かれて亡くなっていました。

そこは早季子が敢えて違う結末にしていて、美智子はその意味を読み解き、早季子が伝えたかったメッセージを藤子に伝えます。

フジコ6話4

立ち去ろうとする藤子に言葉を掛ける美智子…

収容所を出た美智子は春に電話をし、美也子として本音で思いを伝えられた喜びを語ります。

その姿を見つめる茂子…

それから数日後、ついに藤子の死刑が執行される日がやってきました。

静かに本を読む藤子。

その本は完成した「殺人鬼フジコの衝動」。

最終ページに書かれていたのは…

フジコ6話7

 

なんともまぁ、複雑な気持ちになりますねぇ。

6話で終わるのがもったいないです。

今回、1話で原稿と一緒に送られてきた血の付いたお札の意味が分かりました。

正しい行動かどうかは別として、娘のために掻き集めたお金だったんですね。

つまり、藤子には母親としての感情も無いわけではなかったって事なんでしょう。

中津区一家惨殺事件で藤子は殺されかけたのではなく、茂子の企みで生かされていたようですね。

3話で登場した生命保険の営業を斡旋していた女性も最終回を観ると「天水教と関わりがあったのか…」と感じてしまいますね。

藤子がそうだったように、早季子の娘も茂子の隠れ蓑にされてしまうのかもしれませんね。

夫は既に殺されているでしょうし。

美也子として最後の面会をした際、言い合いの喧嘩になってしまいましたが、あれは思わず笑ってしまいました。

フジコ6話5

でもあれは、よくよく考えると初めての親子喧嘩なんですよね。

そしてその後に藤子に語り掛ける言葉。

今まで思っていた事を素直に伝えられたのではないでしょうか。

その言葉に今とは違う人生を思い浮かべるところも、感慨深かったです。

フジコ6話6

ずっと幸せを追い求めてきた藤子でしたが、収容所での生活が藤子の人生において最も幸せな時間だったのではないかと僕は感じました。

ネタバレとは言いつつ、興味が湧いて本編を楽しみたいという人のためにも、核となるシーン・言葉は避けてきましたが如何でしたでしょうか?

観方、感じ方によって新たな発見があるかもしれません。

フジコ6話3

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